2022年6月に発売され、日本カーオブザイヤー10ベストカーにも選出された「ルノーアルカナ」
2022年8月に注文し、12月末に納車されました。
国産車に比べると納期が早く、価格もそれほど高額ではないため、気になる方も多いはず。
まだ納車後700kmくらいしか走行していませんが、内外装の細かい部分、使い勝手及び走りのイメージをレビューします。
ご参考までに!
車の買い替え時に利用した、査定サービスは「ナビクル」、売却したのは「輸入車専門店」です。
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【画像満載、納車済み】ルノーアルカナの乗り出し価格公開!納期は?
ルノーの新型車「アルカナ」輸入車では初のハイブリッドカーであり、ドッグクラッチ式のATなどこれまでにないものを装備して登場して話題になりました。今回はそんな「ルノーアルカナ」に試乗、契約してまいりましたので、レビューと見積りを公開します!!
ルノーアルカナの機能紹介やアップデートされたポイント
Apple CarPlayやAndroidAutoは想像以上に優秀
アルカナ他、ルノーの車両にはナビが搭載されておらず、Apple CarPlayやAndroidAutoを使用します。
ディーラーオプションでナビを付けることも可能ですが、輸入車の場合、スマホナビのほうが優秀な場合も多いので素直にミラーリング機能を使っても良いと思います。
iPhoneだと「Siri」、Androidであれば「Googleアシスタント」などの音声認識機能を利用できるのも便利。
「Hey,Siri」「OK,Google」で起動でき、ナビの行先案内や音楽アプリを音声で操作可能です。
運転支援機能の性能
アルカナにはアダプティブクルーズコントロールやレーンセンタリング機能が搭載されていて、高速運転時や渋滞時の運転の補助としては十分な機能が備わっています。
起動は上記のボタンを押し、下の画面が表示されたら「SET」を押します。
「SET」を押すとアダプティブクルーズコントロールが起動します。
速度の設定は「RES/+」で調節でき、停止から発進時はアクセルペダルを踏むかこのボタンを使用します。
レーンセンタリングは上記の赤で囲った部分で起動できます。
駐車機能
パノラミックビューモニターは画質は荒めですが、普段使いには問題ないレベル。
ルームミラーにドライブレコーダーを取り付ける構造で、ミラーにもモニターと同じ画像が表示できます。
リアガラスが傾斜しているため、基本ドライブレコーダーで常時後方を確認するようになっています。
通常のミラーに比べて、後方車両などが近く見えるかもしれませんが、すぐに慣れます。
雨の日など、リアガラスが汚れると見づらいのでマメにリアガラスを掃除する必要がありますが、基本的にカメラの画像を頼りにすることになります。
トヨタのデジタルインナーミラーはドライブレコーダーとして使用しないを前提にしているので画質は良いです。
ですが、録画機能をつけると画質を落とさないといけない(※)ので、ドライブレコーダーとしての画質としては、許容範囲ですね。
※高画質で録画し続けるとメモリーカードがすぐにいっぱいになってしまうためです。
現在輸入されている車両は燃費計表示が違う
アルカナ―が国内発表された当初は燃費の表示は「100kmあたり〇〇リッター」でした。
国産車は「リッターあたり〇〇Km」で表示されるので、計算しないといけなかったのです。
現在は「リッターあたり」の表示にアップデートされ上記画像のように燃費履歴で見ることが可能になっています。
2022年6月に国内発売された初期モデルは「100kmあたり〇〇リッター」なので、中古車市場に出始めるとこの2種類の表示が混在しそうですね。
納期の連絡があったのは2022年11月頃なのでそのあたりに納車され始めた車両からこうなっていると推測されます。
ルノーアルカナの走りの印象
国産SUVでは味わえないハンドリング
アルカナの魅力は「ハンドリング」にあります。
国産SUVにもかなりの台数試乗をしていますが、
ここまで気持ちのいいコーナーリングをしてくれる車はありません。
重たいバッテリーをリアに積んでいることで、
バランスが良くなっているように感じられます。
従来のFFのエンジン車はない安定感とハンドリングを実現しています。
(ハイブリッドモデルのほうがバランスが良く感じるのは国産車も同じ傾向です)
輸入車はショックアブソーバーが硬めなので、
「車の揺れが収まりやすい」「ロールしにくい」など安定感があるのがメリットです。
対してやはり乗り心地は硬めなのがデメリットです。
ドイツ御三家の前輪駆動SUVに比べてどう?
全長は短いですが、メルセデスベンツGLAやアウディQ3などが近いかなと。
(輸入車のSUVでは試乗したことのある車種の中で)
これらの車種もSUVタイプで前輪駆動、高速走行主体という共通点がありますが、
ディーゼルエンジンでフロントヘビーなためか右左折などの曲がる気持ちよさはアルカナが上です。
ただ、やっぱりディーゼルエンジンはトルクがあるので坂道などは力強くて楽ですね。
アルカナは欧州車初のフルハイブリッドです。
もともと引き締まった足回りに重たいバッテリーをリアに積むことでバランスが良くなることが走りにおいてもプラスになっていると感じました。
高速道路でも風切り音は感じない
高速道路も600kmほど走行しましたが、風切り音が入ってこないのとモーターのアシストでエンジンを低回転に抑えて走ることができるのでとても静かです。
高速道路や峠道が一番楽しいステージだと聞いていましたが、高速道路の走行は楽しくて気が付けば300km以上休憩なしで走っていたという感じです。
E-TECH HYBRIDに関してはフィーリングに慣れが必要
E-TECH HYBRIDについては色々気になる点はある気がします。
12通りもあるドッグクラッチ式のATですが変速ショックがなさすぎるのも慣れが必要かも?
高速道路でアクセルを踏み込むとエンジンが勢いよく吹け上がるのですが、アクセルオフでモーターに急激にモーターに切り替わるシーンもありちょっと変な感じがします。
「マイセンス」「スポーツ」モードで起きやすいので、私は常時「エコモード」で走行していました。
市街地は「マイセンス」が一番楽しいですね。
アルカナはどんな人におすすめ?
燃費が良くて気持ちよく欧州車らしい引き締まった乗り味が好き
アルカナをオススメしたい人は欧州車らしい引き締まったサスペンションが好みの人です。
フワフワした乗り心地に慣れている人は「ちょっと硬いな」と感じるかもしれません。(疲れるようなレベルではありません)
豪華さよりカッコよさ重視!&スポーティな見た目が好み
アルカナは「ナビ画面が小さい」「パワーゲートが無い」「サンルーフの設定が無い」などが不満として耳にするところ。
ナビは小さそうに見えるのですが、日常使いには全く不満はないレベルです。
ただ、ナビの性能はスマホのナビの性能次第なので何とも言えない部分ですが・・・
アルカナの魅力はやっぱり「カッコいい」「オシャレ」「スポーティ」このあたりです。
とりあえず、ハンドルのカッコよさと握り心地はホントに最高です(笑)
全然関係ないですが、最近スポーティ路線になったクラウンクロスオーバーのステアリング。
握り心地は凄くよかったですが、輸入車ほど凝ったデザインにはなっていません。
エンジンパワーを求める人には向かない
アルカナは94馬力の自然吸気のエンジンとモーターの組み合わせであまり加速は速くはないです。
以前乗っていたBMW3シリーズは258馬力、400N・mというスペックでした。
加速は速くていいエンジンなのですが、コロナ過に入ってからは、通勤メインになってしまいアクセルを踏み込めないストレスを感じるようになりました。
エンジンにパワーがあってもずっと渋滞した道を走るのであれば、アクセル踏み込めるほうが楽しいんです。
これが、アルカナに変えようと思った経緯。
広い道を長い時間走る方はたまに「パワフルなエンジンが良かった」と思うこともあるかもしれません。
ルノーアルカナは家族持ちでも十分な広さ?
家族で乗るには狭そう?
そんな不安がある人に参考までに後部座席のスペースを画像で貼っておきます。
【参考】管理人の身長172cm
助手席側の後部座席前後スぺ―ス
運転席側はよほど高身長でない限り、前のシートとのスペースは十分とれるのですが、助手席は調整が必要な場合があります。
下の画像は参考です。
グローブボックスを開いたときに足を下げなくていい位置まで前席を調整すると・・・
大人だと少し狭く感じるので、もう少し前に出してもらう必要があるかも。(お子様であれば問題ない広さです)
ヘッドクリアランス
ヘッドクリアランスは身長172cmの私で拳横向き1個分くらいです。
ルーフの内装もクリアランス確保のためにへこませているのがわかりますね。
お子様でしたら全く問題ないスペースです。
ルノーアルカナの燃費レポート
画像は、納車されたばかりの頃のものです。
高速だけ走ればリッター20km以上は走りそうですが、狭い日本ではそこまでは難しそうです。
高速&市街地走行
実際は、高速道路はほとんど走らず、毎日渋滞が発生する通勤経路で使用しました。
その時の燃費は良くても16km/Lほどです。
渋滞のない環境は日本では難しいかもですが、田舎なら20Km/L近くはいくかも?
Youtubeで燃費計測の企画を見かけますが、あそこまでストイックな使い方はしないと思うので・・・
高速道路メイン
夏場は燃費は落ち、涼しくなと燃費は良くなる
これは完全にエアコンが関係していると思われます。
夏場の暑い時期は、バッテリーに負担がかかるので、充電量は少なめ。
涼しくなると、一気に充電量が増え、モーターで走れる距離が伸びます。
ただし、真冬になるとヒーターを多用するためか、エンジンを積極的に回します。
結果的には、
このくらいがいいところです。