トヨタから昨年(2021年)発売されたカローラクロスですが、絶妙なサイズと装備やクオリティの高さから「コスパ高い!」と評判です。
トヨタには「購入」とトヨタ独自のカーリース「KINTO」で乗る方法が存在します。
※前半KINTOの話になりますのでカローラクロスの記事へ行きたい方は「飛ばし読みリスト」でジャンプ。

KINTOは残価設定型ローンと何が違うの?
どっちがオトクなの?

こういった疑問がある人も多いでしょう。
もちろん双方にメリットがありますが、リスクや損が少ないのはKINTOです。
KINTOに向いている人
- カスタムをしない(する予定もない)
- 車検や税金など急な出費が嫌だ
- 今は独身だけど数年のうちに結婚するかも
- 個人事業主で節税したいけど新車が欲しい
今回はカローラクロスハイブリッドZグレードを試乗、総額見積もりと「残価設定型ローン」の見積もりをいただいたのでKINTO と比較をしてみましたので参考になれば幸いです。
※2023年現在、カローラクロスはKINTOでリースはできません。
車格は大きくなりますが、RAV4はリース可能です。
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KINTOの審査基準と申し込み方法
KINTOは契約前に審査を通過しなければいけません。
KINTOの審査基準や注意点、申し込み方法を以下にまとめていますので参考にしてください。
KINTOの概要について
カローラクロスはKINTOと残クレどっちがおトク?

カローラクロスZグレード(ガソリン)の総額見積もり
まずは、カローラクロスの上位グレードℤグレード(ガソリン)の総額を見てみましょう。上位グレードですが、トヨタ車では一番売れ筋のグレードです。
総額は3,250,399円となりました。

これを5年の残価設定型ローンで組むと
となりました。
意外と現実的な金額かと思いますがいかがでしょう?
続いてハイブリッドを見てみましょう。
カローラクロスZグレード(ハイブリッド)の総額見積もり
次にZグレード(ハイブリッド)の総額を見てみましょう。こちらも長距離移動する人には人気のグレードです。
総額は3,654,399円となりました。

これを5年の残価設定型ローンで組むと
となりました。
こちらも意外と現実的な金額かと思います。
では、KINTOでカローラクロスをリースするとどうなるのでしょう?
残クレとKINTOの毎月の支払い額の比較
下記画像がKINTOと残価クレジットの比較です。
(Zグレードハイブリッドで比較)


ボーナス払いはKINTOの上限が110,000円なので月額料金は少し高くなりますが・・・
並べてみると毎月の支払いはKINTOのほうが断然高いように見えます。
しかし、残価クレジットのほうには「任意保険」が含まれていません。
対するKINTOは任意保険が含まれていて、これが毎月変動しない定額料になります。
任意保険料は年齢、等級、車種により異なりますが、20等級の私(車両保険付)でおおよそ月7,000円程度ですので保険を含めるとそう変わらない額と言えます。
ローンの場合、ハイブリッドだと25,000円+7,000円=32,000円、KINTOだと約38,000円なので6,000円高です。
でも、KINTOは点検費用、自動車税、車検などの出費がないので考えようによってはKINTOのほうがオトク!
任意保険は年齢や等級に左右され、若い方は高い傾向にあり、等級が低い方も支払額は多くなるのでKINTOのほうが得な人は多いはずです。
残クレは最終回の支払い次第ではおすすめできない?
残価設定型ローンはクルマの将来の価値を残価として据え置くことで車両価格から残価を差し引き、月々のローンの支払いを減らせることがメリットです。
しかし、この残価は最終回に支払いをする必要がありますが、支払い方法が複数あります。
最後の方法はできれば避けたいです。
なぜなら、残価にも金利がかかり、トータルで支払額が増えてしまうからです。
月々負担の少ない方法で計画的にローンを組み最終回に一括で支払えるお金を溜めて支払うのが一番安全な方法です。
それが無理そうなら。。。次の方法になります。
契約期間満了時にクルマを替える前提ならKINTO
KINTOも残価分を車両価格から差し引くことは共通ですが、クルマを返却すればチャラになり、クルマが必要ならまた契約すればOKです。
最近は解約金フリープランなどもあり、3年待たずに乗り換えることもできるようになりました。
KINTO=カーリースというイメージがありますが、カーリースは残価分を差し引くシステムがありませんので、トヨタ車に乗るならKINTOが安全でしょうね!
KINTOでカローラクロスに乗るメリット

KINTO専用車は納期が早い
半導体不足により納期を待たされるのが当たり前になりつつありますが、基本的に生産の順番がKINTO専用車のほうが先になるので、購入よりは納期が早くなる可能性が高いです。
カローラクロスの場合は購入だと納期はおよそ4~6ヶ月くらい。(地区により異なる場合あり)
KINTサイト上では納期は1.5ヶ月~2ヶ月とあり、納期が早くなる可能性は高いですね!
モデルチェンジ後のクルマに変更するリスクが少ない
クルマには年次改良、マイナーチェンジ、フルモデルチェンジがつきもので、現在の愛車が好きな人には時として劣等感を与えてしまうものになりがち。

〇○さん、新型カローラクロス買ったんだって!
私(僕)、旧型でまだローン残ってるんだよなあ・・・

上記のように、フルモデルチェンジやマイナーチェンジの際にKINTOならクルマに変えることだって可能です。
フルモデルチェンジしても、価格据え置きなら月額料にそれほど差が出ないのでリスクが少ないですよね。
任意保険、車検費用や自動車税を支払わなくていい
カーリース全般的なメリットですが、「車検」「自動車税」を払う必要がありません。
KINTOの場合は「任意保険」も月額料金に含まれるのがカーリースとの大きな違いです。
若い方や任意保険の等級が低い方は任意保険が高額になりやすいのでKINTOのほうがオトクだったということもあるでしょう。
残価分を支払う必要が無い
前述のとおり、残価設定型ローンは最終回に残価を支払うか、クルマを売却してチャラにするかですが、残価額=売却額になるとは限らないです。
KINTOは残価分は差し引かれるものの、契約期間満了時にクルマを返却することが条件となるので、返却すれば残価分の支払いは不要です。

え?クルマ無くなるんじゃないの?
と思うかもですが、3年もすれば生活のスタイルや乗りたいクルマが変化したり、クルマも老朽化するものなので、
新車⇒新車でつないでいくのがもっとも効率が良いと考えているからトヨタもKINTOのようなサービスを発展させたいわけです。
一括払い派の人は月々の支払いが発生することに難色を示す人が多いようですが、一括でも何年か貯めたお金を一気に使ってしまうわけですから。
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KINTOでカローラクロスに乗るメリット(個人事業主の場合)

固定資産として経費計上する必要がない
個人事業主の場合、青色申告(65万円控除)を行う際、購入よりKINTOのほうが有利になります。
クルマは通常固定資産として計上しますが、一括で計上ができるわけではなく減価償却が必要になります。
固定資産であるクルマの減価償却の方法は2種類。
クルマを購入した場合は、「定率法」が適用され、KINTOは「定額法」が適用されます。
クルマを購入した場合の減価償却の計算方法
減価償却はどのくらいの期間クルマを使えるのかを示す「耐用年数」をもとに計算を行い、法定耐用年数をもとに計算を行うのが一般的です。
上記のように中古車のほうが減価償却が早いため、新車より中古車のほうが節税効果が高くなってしまうケースがあります。
新車で乗れて節税効果が高いKINTO
プライベートのみならず仕事でクルマを使う人ならなおさらピカピカのクルマに乗っているほうが相手の印象が良いでしょう。
KINTOなら車を固定資産ではなくリース費用として経費計上できるので、経費計算や計上処理の手間が大幅に省けます。
(ガソリン代、駐車場代以外は月額料金に含まれるのでなおさら楽です)
なおかつ、新車でありながら節税効果が高いことが購入に対する大きなメリットになります。
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KINTOでカローラクロスに乗るデメリット

自分のモノにならない
KINTOは現在のところ、クルマをもらえるor買い取れるシステムがありません。
ですので、完全に自分のモノにはならないということがデメリットではあります。
その代わりにメリット部分に挙げたように、契約期間満了ごとにクルマを変えることが出来ます。
【例】
ヤリスクロス⇒カローラクロス
カローラクロス⇒ハリアー
ハリアー⇒ハリアー
のようにステップアップもできますし、フルモデルチェンジやマイナーチェンジ後のクルマに変えることだって可能です。
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途中解約には解約金フリープラン契約必要(少し高額)
KINTOのプランは最短で3年とまあまあな期間があります。
3年以内に子供が出来たりと、生活スタイルが変わってしまう人もおられるかと思います。
その場合を想定して「解約金フリープラン」というものがありますが、そこそこな金額です。
カローラクロスの場合、申込金として約23万円支払いが必要になります。
傷つきによるペナルティがある
返却時に傷がある場合は査定時に現状回復費用を請求される場合があります。
基準としては、1cm以上の「傷」「凹み」、傷を伴う凹みがある場合です。
1cm以内であれば、請求されることはありません。
査定の方法は減点方式になっていて、こちらのチャートにより査定されます。
100点として減点されていき、減点が100点を超えると1点につき1,100円を請求されます。
普段から洗車などに気を使い、クルマを大切にすると注意力が増し、傷つきや事故を減らせますので、リースであっても愛車は購入したつもりで大切にしてあげましょう!
カローラクロス車両紹介
KINTOの話が多くなってしまいましたが、カローラクロスの外観、内装を紹介します。
基本寸法・外観画像

まず、フロントマスク。
試乗車が前日に後退してきたクルマにぶつけられるアクシデントがあったらしく凹んでいますが。。。
イメージ的にはRAV4に近いデザインで、
ヘッドライトは2種類ありℤグレードがフォグランプ付、シーケンシャルタイプ(流れる)ウインカーになります。
フロント開口部モールの金属調塗装はSグレード以上。(G以下はブラック塗装)

全長×全幅×全高
4,490mm×1,825mm×1,620mm
個人的には一番カッコいいサイドビュー
幅が1800mmを超えるため、小柄ではないですがハリアーに比べれば取り回しは良いサイズ。
Sグレードとℤグレードの外装の違いは、ホイールサイズ、ヘッドライト、テールランプくらいです。

リアビューも悪くないデザイン。
ℤグレードからライン状に発光するLEDのテールランプになり、Sグレードとは光りかたが違います。
最近、エンブレムを押してバックドアを開閉するクルマが多いのでエンブレム押しちゃいました・・・恥ずかしい。
カローラクロスは足をかざして開閉できる「ハンズフリーパワーバックドア」です。
ひと昔前はレクサスにすら付いていなかった機能なので、技術の進歩は早いです。
内装画像

トヨタ車に限らずですが、ハンドルの径が小さいクルマが多いですが、カローラクロスやヤリスクロスくらいのサイズのクルマだとちょうど良いサイズに感じます。
ハリアー以上になるとハンドルの手ごたえが甘くなってくるので、車格が上がったらハンドルは太くしてほしい・・・(個人的な意見)
ハンドルの材質は文句ないですね、握り心地が良かった!

視覚的にに邪魔になりそうなナビですが、運転しててもあまり気にはならない大きさ、位置ですね。
輸入車によくあるアプリで機能を追加していくタイプで、テレビもアプリ購入で後から見れるようにする形なります。

内装に関しては普通かな?
ひんやりとした手触りのシルバー塗装のドアノブなんかは定番ですね!

シートの材質はなんと「本革」です。(ただし,Zグレード以上)
そういう意味でもコスパが高いクルマ!
私の3シリーズ「合皮」ですから(笑)
カローラクロス試乗!印象は?

大柄でないボディならではの軽快な動きが魅力
ヤリスクロス、ハリアー、ランクル、レクサスNXと試乗してみて感じたことは、トヨタ車は重量に比例してハンドリングが鈍くなっていく傾向があるということ。
一番軽快なのはヤリスクロスなのですが、後席が狭いという声も多く、カローラクロスが一番バランスが良いと感じました。
「ハンドリング」なんてものは関係ないクルマなのかもしれませんが、取り回しやすいクルマが日常生活でストレス少ないのも事実なんですよ!
1.8リッターエンジンは思いのほかパワフル
カローラクロスに搭載されている1.8リッターは思いのほかパワフルで電気モーターで発進がスムースなのはもちろん、その後エンジンで走るシーンでも非力さは感じないいいエンジンだなという印象です。
ストレスが無いのはハイブリッド?
今回試乗したのはハイブリッドのみで、ガソリンは試乗していません。
上記に挙げた車種でハリアー、レクサスNXは両方試乗していますが、ハイブリッド車が断然良かった印象が強く残っています。
なので、トヨタ得意のハイブリッドを選んでしまうのが不満が出なくて良いのかな?という印象です。(もちろん予算との相談になります)
Sグレード視野に入れるならℤグレードかな・・・
カローラクロスのグレードで悩むとするなら、「Sグレードで良くない?」ですが、ℤグレードとの車両価格の差はおよそ20万円。
安くはないけど、長い付き合いになるクルマの場合はこのくらいなら妥協しないほうが良いと考えます。
テールランプやフォグランプ有無の好みにもよりますけど・・・
まとめ
今回はトヨタのカーリース「KINTO」中心になりましたが、この価格帯のクルマでKINTOを利用する人は多いようです。
もう一度おさらいでKINTO向きの人を整理しますと、
KINTOに向いている人
- カスタムをしない(する予定もない)
- 車検や税金など急な出費が嫌だ
- 今は独身だけど数年のうちに結婚するかも
- 個人事業主で節税したいけど新車が欲しい
こんな人はKINTOを視野に入れるのもアリです!
カローラクロスであれば、月額料もそれほど高額ではない(と思っている)ので一度KINTOのサイトを除いてみてくださいね!
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