突然ですがクルマを所有したら、「どうしたいですか?」「誰を乗せたいですか?」
お高い買い物なのでココはとても重要だと考えます。
カッコイイのはもちろん、「長時間運転しても疲れない」「運転が楽しくて飽きない」
これらを両立したクルマ作りをしてくれるのがBMW(ビーエムダブリユー)というメーカーで、私が長年惹かれ続ける理由です。
そんなBMWから、2020年秋にビッグマイナーチェンジを受けたBMW5シリーズ。
今回はBMW 530e M Sport Edition joy+
PHEV(プラグインハイブリッドモデル)に試乗しました。
メルセデス、アウディなどにはない独特なBMW独自の乗り味。
高級セダンながら走る楽しみを味わえる5シリーズの魅力とは?

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BMW5シリーズマイナーチェンジモデルの変更点
横長グリルへの変更でシャープに
ここ最近のBMWの傾向として、トレードマークであるキドニーグリルを、
「縦長」「横長」にする傾向があります。
7シリーズはマイナーチェンジでも「縦長」になり、8シリーズは「横長」でリリースされました。
5シリーズに関しては、今回は「横長」になってきましたが、
これはこれでシャープな印象を受けてカッコいいんです。
5シリーズといえばこの「エアブリーザー」がカッコいいのですが、
ホイールハウスからちゃんと空気が抜けるようになっています。
ここ最近ダミーが多かっただけにココは萌えポイント!
最新運転支援技術を搭載
基本的にはG30のシャーシベースで、フロントマスクとスピードメータ周りの変更が目に見える主な変更点です。
現行のBMWのラインナップではおなじみのライブコックピットメーターに変更され、
BMWの最新技術である以下を新たに搭載しています。
最新技術
- BMWレーザーライト
- ハンズオフアシスト
- リバースアシスト
- BMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)
上記の装備を簡単にですが、説明しますね。
新型BMW5シリーズの最新運転支援技術はどんなもの?
BMWレーザーライト
LEDライトの約2倍に相当する650mを照射することができるヘッドライトで、
国産車には無い技術です。
高速道路で「出口まで500m」という看板を見ると思いますが、
あの看板から出口まで照らせるということになりますね(笑)
作動する速度には制限があり時速70km以上で作動可能。
(レーザーなので低い速度で作動すると目に有害だからです。)
ハンズオフアシスト
高速道路で渋滞時のみ、ハンドルから手を放ししてもクルマがハンドル操作を自動で行ってくれる機能です。
ハンドルだけでなく、「ブレーキ」「アクセル」すべてをクルマがやってくれるので、
足と手が完全にフリーになるのでかなり楽です。
高速自動車国道法に定められた「高速自動車国道」「指定都市高速道路」でのみ使用可能とあり、
どこまで適用されるかはわかりませんが、よほどマイナーな高速道路でなければ使えるでしょう。
ちなみに速度は時速60kmまでと制限があります。
リバースアシスト
個人的にはBMWの新機能の中でもっとも使える機能だと考えています。
走ってきた経路を記憶していて、その経路を最大50mまでバックでたどれる機能で、
こういうシーンに使える
- パーキングの奥まで行ったら駐車スペースが無くバックで戻る羽目に・・・
- 狭い道路ですれ違えなくて、広い道路までバックで戻らなきゃ・・・
- 駐車場に頭から停めたものの、バックでクルマを出すのが大変だった・・・
けっこう、あるあるだと思うのですが経験ないでしょうか?
こんな時にもディスプレイの「後退アシスト」をタッチするだけで、
ハンドル操作を自動で行ってくれます。(アクセルとブレーキは操作が必要)
時速35km以下でのみ使用できますが使える機能です!
BMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)
「OK、BMW」でおなじみの人工知能が色々と行ってくれる機能で、
主には「ナビの目的地設定」「エアコンの温度設定」「聴きたい音楽をかける」
まだやれることは少ないですがあれば便利な機能です。
メルセデスのMBUX同様、隠しコマンドがあり、たまに笑わせてくれます。
BMW5シリーズの主要寸法、スペック
新型 5シリーズセダンの主要寸法
※530e M Sport Edition joy+の場合
- 全長(mm)×全幅(mm)×全長(mm):4975×1870×1480
- ホイールベース:2975mm
- 車重:1910kg
変更点と言いながら、先代530eiパフォーマンスMスポーツから変わっておらず、
全幅は3シリーズが1825mmあることを考えるとそんなに大きく感じません。
(結局は3シリーズが大きくなり過ぎた)
車重はプラグインハイブリッドモデルだと1.9トンとなかなかヘビー級ですが、
523i(2リッターガソリンエンジンモデル)だと1630kgとそこまで重くないのも特徴のひとつ。
BMW 530eのスペック(先代とのパワートレイン比較)
先代530e iPerformance M Sportと新型530e M Sport Edition joy+のパワートレインを
数値で比較してみましょう。
先代530e | 新型530e | |
エンジン型式 | B40B20A | B40B20A |
総排気量(cc) | 1998 | 1998 |
エンジン種類 | 直列4気筒ターボ | 直列4気筒ターボ |
最大出力(ps)/rpm | 184/5000 | 184/5000 |
最大トルク(Nm)/rpm | 290/1350-4250 | 300/1350-4000 |
モーター最大出力(ps) | 68 | 109 |
モーター最大トルク(Nm) | 130 | 265 |
トランスミッション | 8速トルコンAT | 8速トルコンAT |
変更点は3シリーズ同様でエンジントルク向上(先代比で30Nmアップ)と
モーター出力、トルクの大幅向上です。
最大出力で41ps向上
最大トルクで135Nm向上
モーターの性能を向上させてきたことと、スポーツモードの上に
エクストラブーストモードがあり、かなり走りも意識しているのがBMWらしい部分です。
BMW5シリーズ新型の価格、グレード展開は?
新型BMW 5シリーズの主要グレード
5シリーズになるとグレード数が格段に増えるので、主要グレードと大体の価格を以下に掲載します。
グレード | 価格(円) |
523i | 6,780,000~7,980,000 |
523d | 7,110,000~8,310,000 |
530i | 8,440,000~8,690,000 |
530e | 8,150,000~8,400,000 |
540i xDrive | 11,040,000 |
M550 xDrive | 13,190,000 |
540i以上のハイパフォーマンスモデルは最近の傾向に合わせ、x Drive(4輪駆動)になっており、
FRで乗れるのは2リッターモデルのみです。
530e M Sport Edition joy+コスパの良いグレード?
今回の紹介する新型530e M Sport Edition joy+の価格は840万円となっており、
メルセデスベンツのE350eの895万円に比べると安く感じますね。(安くはないですが)
車両買取後の減額は一切ナシ
店舗で直売するので、他店より高額買取が期待できます!
新型 BMW 530e M Sport Edition joy+試乗レポート
今回、試乗したのは新型530e M Sport Edition joy+です!
乗り心地が良く、楽しく走れるとてもバランス取れた良いセダンでした。
型落ちでも内装は上質
ドアトリムはレザー貼りで、ここは3シリーズでは味わえない高級感です。
ドアノブまわりや、スイッチ類まわりなどは文句なしの仕上がり!
シフトレバーまわりは変更が無く先代のまま。
トランスミッション自体はBMW得意の8速トルコンATでシフトフィーリングはかなり気持ちの良いものになっています。
新型5シリーズのハンドリングは?
MスポーツなのでBMWらしい、シャープなハンドリングに仕上がっています。
ハンドルを切り込んだときの重さは3シリーズよりも軽く、快適かつグイグイ曲がる感触を味わえます。
このあたりは「インテグレイテッドアクティブステアリング」の後輪操舵の効果もあるのでしょう。
新型5シリーズの乗り心地は?
Mスポーツとはいえ、5シリーズは高級セダンなので、乗り心地や静粛性は間違いなく一級品です。
そこに、走る楽しさを加えてくれるのがBMWの良さ。
後席にはゆったり座ってくつろぐこともでき、運転手は運転を楽しめるバランスの良さがこのクルマの醍醐味ですね。
エクストラブーストモードで強烈な加速を味わえる
スポーツモードのもう一段上にXtra Booost「エクストラブーストモード」が設定されていて、
これがめっちゃ楽しい!
電気モーターとガソリンエンジンの性能をフルに発揮するモードなので、出だしが強烈です。
ただ、あまり使うとバッテリーを大幅に消耗してしまうのでほどほどにしておきましょう。
BMWらしい走りと快適性を両立した上質セダン
今回は新型5シリーズに試乗してみて、セダンはこうあるべきだというのを強く感じました。
乗り心地は高級セダンらしく硬さはまったく感じませんし、ハンドリングが良く加速も楽しめる。
地面に吸い付いて走る感覚がありながら、突き上げも感じません。
快適に人も乗せられるし、一人の時は運転も楽しめて、疲れにくい。
なかなか、こんなクルマはないですね。
日本はセダンが無くなりつつあるのでこういうセダンを求めると「ドイツ車」になっていきそうです。
間が空いていますが「メルセデスベンツEクラス」にも試乗をしています。
興味があれば読んでみてください。
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世界的な「半導体の不足」で「電動シート」すら付いてこない?
世界的な半導体不足により新車が買えない状況になっています。
輸入車を新車で買うと「タッチパネル」「ワイヤレス充電器」「電動シート」ついてこないです・・・
新車以外のクルマの購入方法として「中古車」がありますが、
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