フェンダーカスタムショップ(Fender Custom Shop)は、普通のUSA製と何が違うの?
数十万円〜100万円以上出す価値はある?音は本当に良くなるの?
ギタリストにとって憧れの最高峰ブランド「フェンダーカスタムショップ」。
しかし、購入や買い替えを検討する中で、このような疑問や不安を抱く方も多いはずです。
フェンダーカスタムショップに対する疑問
- 高いし、いい音するんでしょ?
- ピックアップの違い
- レリック加工や塗装の違い
- リセール
- 演奏技術が必要?
結論は、以下です。
結論
- 高いし、いい音はするけど、満足度高めるには演奏技術も必要
- ピックアップの違いは好み
- レリック仕様のほうが資産価値高め
フェンダーカスタムショップには、手巻きピックアップが採用されており、音の粘り・空気感が豊かな反面、ピッキングに対してシビアです。
レリック加工も、湿度により音質が変化するため、部屋の湿度を一定に保つなど少し神経を使います。
という実体験を含めた、私なりの結論です。
本記事では、実際にフェンダーカスタムショップのストラトキャスター(レリック仕様)を所有し、弾き込んでいる筆者が、レギュラーラインとの違いを徹底解説します。
フェンダーカスタムショップは取り扱いしている店舗が限られます。
ラインナップが気になる方は、以下からチェックしてみて下さい。
Fendercustomshop正規ディーラー
カスタムショップの購入やエフェクターの買い替えを検討するとき、手持ちのギターやエフェクターの売却資金を充てる人が大半です。
しかし、一般的なリサイクルショップや知識のない買取店に持ち込むと、本来の価値が見落とされ数万円単位で損をしてしまうケースが多発しています。
少しでも高値で売却したい方は、複数の買取専門業者の最高値を一括で比較できるサービスを活用するのが最も賢い方法です。
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フェンダーカスタムショップとレギュラーライン(JAPA/USA/メキシコ)の根本的な違い

厳選された木材と選定基準
カスタムショップで使用される木材は、フェンダーが保有する広大な木材在庫の中から、重量・鳴り・木目の美しさにおいて上位数パーセントの最高級材のみが選ばれます。
ビルダーの技術と職人による組み込み
レギュラーラインがライン生産(分業制)であるのに対し、カスタムショップは熟練のクラフトマンが手作業でネックのシェイピングやフレット処理、ピックアップの調整を行います。
極薄ラッカー塗装による「木材本来の鳴り」
塗装の種類と厚みも、レギュラー品との決定的な違いです。
耐久性を重視した塗膜の厚いポリエステル/ポリウレタン塗装が主流。
傷には強い反面、木材の振動(鳴り)を抑え込んでしまう側面があります。
材の振動を一切殺さない「極薄ニトロセルロース・ラッカー塗装(Flash Coat Lacquerなど)」を採用。塗装が紙のように薄いため、ボディ全体がアコースティックギターのように力強く共鳴します。
ポリエステル/ポリウレタン塗装は、簡単に言うとプラスチックの膜で覆われている状態です。
対して、ニトロセルロース・ラッカー塗装は塗装が紙のように薄いという違いがあります。
ギターの振動が伝わりやいというのが一般的に言われることですが、汗をかいてもサラサラしているのがラッカー塗装のメリットでもあります。
また、経年変化によって塗膜が引き締まり、味わい深いウェザーチェック(ヒビ割れ)や色焼けを楽しめるのもラッカー塗装ならではの醍醐味です。
Fender Custom Shopにはエイジド加工がある
カスタムショップでは、仕上げのコンディション(傷や経年劣化の再現度)によって主に4つのグレードに分かれています。
| グレード | 状態・特徴 | 人気の傾向 |
|---|---|---|
| NOS(New Old Stock) | 当時新品で出荷された状態をそのまま再現。傷や打痕が一切ないピカピカの仕上げ。 | 状態維持がシビア。傷がつくと査定額が下がりやすい。(人気低め) |
| Journeyman Relic(ジャーニーマンレリック) | 「大切に扱われながら時々ライブで使われてきた」程度の控えめな傷・ウェザーチェック加工。 | 現在最も人気が高いグレード。 自然な質感で傷を気にせず使いやすい。 |
| Heavy Relic(ヘヴィレリック) | 長年激しいライブで使い込まれたような、大きな塗装剥げや肘あて部の擦れ、錆びを再現。 | ヴィンテージ感が強く中古市場での流動性・人気も非常に高い。 |
| Super Heavy Relic(スーパーヘヴィレリック) | ボディ木地が大きく露出するほど限界まで痛め抜かれた、圧巻のルックスとヴィンテージ質感。 | マニア層に絶大な人気があり、存在感抜群。 |
実用性とリセールのバランスで最もおすすめなのは「Journeyman Relic」または「Heavy Relic」です。
NOSのように「傷がついたらどうしよう」というストレスがなく、日常のプレイで付いた擦り傷や小傷も(アジ)として馴染むため、査定時の評価を高く保ちやすいという実用上の大きなメリットがあります。
どっちがおすすめ?「Journeyman Relic」vs「Heavy Relic」
「Journeyman Relic」と「Heavy Relic」どっちがおすすめかは好みです。
Journeyman Relic



Journeyman Relicは、大きな塗装の剥がれは再現されていません。
比較的軽いエイジングで、ネットショッピングの画像ではわかりにくい場合もあります。
ネックに関しては塗装が無いほうが、さわり心地が良く感じますが、部屋の湿度を一定に保ってないと音色が変化することがあります。
Heavy Relic



Heavy Relicは、Journeyman Relicにさらに大掛かりなエイジングを施したものです。
簡単に言うと、塗装剥がれ、錆や汚れをさらに増やしたイメージですね。
どちらを選んでも、演奏で傷つくことを気にしなくていいことと、リセールが良いことがNOSに対して大きなメリットです。
ギタリストが気になる疑問!リアルな真実を検証

レリック(Relic) vs NOSのリセール(資産価値)の良し悪し
結論から言うと、中古市場でのリセール維持率や扱いやすさで圧倒的に強いのは「レリック」です。
最初から傷やエイジド加工が施されているため、自分で弾いて多少の傷が増えても価値が落ちにくいのが最大のメリットです。
ただ、リセールなんて気にしない、ボロボロの見た目が苦手!と言う人はNOSを選ぶのもアリです。
新品価格も、若干ながら安いですしね!(在庫数は少ない)
美しい反面、「小さな打痕ひとつで査定額が数万円落ちる」というプレッシャーがあり、ガンガン弾き込みたい人にはリセール維持のハードルが高くなります。
「高いギター=音は良いのか?」価格とサウンドの真実
「70万円以上のギターを買えば、勝手に10万円のギターの7倍良い音が出る」というわけではありません。
カスタムショップのような高額ギターの本質は、「手元のミリ単位のタッチ(強弱・角度)を誤魔化さずダイレクトに鳴らしきるピッキングレスポンスの高さ」にあります。
下手なピッキングもそのまま出してしまう反面、プレイヤーの手元の表現力を100%引き出してくれるのが、この価格帯の持つ真の価値です。
70万円のカスタムショップと100万円超のモデルは何が違う?
カスタムショップのラインナップを見ていると、「70万円前後のモデル」と「100万円を軽く超えるモデル」が存在します。この価格差の理由は、主に「ビルダー」と「希少性」にあります。
| 比較項目 | 70万円台(チームビルド) | 100万円超(マスタービルド) |
|---|---|---|
| 制作体制 | 熟練クラフトマンチームによる分業 | 1人のマスタービルダーが木材選定から完成まで全一貫担当 |
| 木材グレード | 厳選された最高級材 | さらに上の超極上材(マスターグレード) |
| 音とポテンシャル | すでに最高峰レベルで完成されている | ビルダー固有の組み込み精度や美学が宿る |
実用面でのコスパや音質を重視するなら70万円台(チームビルド)で100%満足できます。
特定のビルダーへのこだわりや芸術品としての資産価値を求めるなら100万円超(マスタービルド)を選ぶのがおすすめです。
手巻き(Hand-Wound)と機械巻きピックアップの違い
フェンダーカスタムショップに搭載されているのは、すべて手巻き(Hand-Wound)です。
中古品などには、意図的に機械巻き(Machine-Wound)に変更されているものもあります。
フェンダーカスタムショップから販売されている後付け用ピックアップは、機械巻きピックアップなので、注意が必要です。
人間の手で巻きテンションに意図的な「ブレ(揺らぎ)」が生じるため、ピッキング時の微妙なニュアンス、倍音の粘り・空気感が段違いに豊かになります
帯域が均一でノイズが少なく、歪みペダルに乗せやすいクリアな音像が得られます。
疑問:手巻きピックアップはノイズが載りやすいって本当?
手巻きピックアップ(Hand-Wound)は、職人が手作業でテンションを調整しながら巻き上げるため、巻き線に微妙な不均一さ(ランダムなスキマ)が生じます。この「揺らぎ」こそが手巻き特有の魅力ですが、音質面では以下のような特徴が生まれます。
機械巻きに比べて高音域の成分が殺されずにダイレクトに出力されるため、
アンプのジリジリ音や環境ノイズ、指の擦れ音がクッキリ聴こえるようになります。
音の立ち上がりが速く感度が高いため、繊細なニュアンスを再現してくれる反面、手元の癖や余計な振動まで拾ってしまいます。
つまり、「ノイズが多い粗悪なピックアップ」なのではなく、「音のレンジが非常に広く、あらゆる音を隠さず素直に出力するからこそノイズが目立つ」というのが正しい言い方かもしれません。
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【疑問】ピッキングニュアンスってギタースクール(プロ)に習うべき?

せっかくCustom Shopや手巻きPUを手に入れたのに、なぜか思い描いたトーンが出ない…
手元のタッチやピッキングニュアンスって、やっぱり独学だと限界があるの?
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私自身もまさにこの沼にハマりました。
私の体験談:YouTubeとライブ映像を見漁る「無限ループ」の罠
ピッキングの答えを求めて、YouTubeのレッスン動画を何本も見漁り、プロのライブ映像を画面にへばりつくようにスロー再生して手元を隅々まで観察する日々。
「あ、ピックの角度はこうか!」と試してはしっくりこず、また動画に戻って別の説を探す……。
この「試行錯誤→動画に戻る」の繰り返しに、どれだけの時間とエネルギーを費やしたかわかりません。
もちろん動画から学べることも多いですが、独学の最大の落とし穴は「画面のプロの手元は見えても、自分の手元の無意識な力みや角度のズレは自分では見えない」という点です。
時間をかけて試行錯誤した結果、プロに直接手元を診てもらった瞬間に「あ、力むポイントがそこだったんだ」と一発で解決することもあります。
ピッキングニュアンスこそ、プロに手元を診てもらうのが一番の近道
レスポンスが良い機材ほど、わずかなアタックの乱れも隠してくれません。プロに「ピックの当て方」や「力の抜き方」を1〜2回正してもらうだけで、「同じギターとは思えないほど音が太く艶やかになる」という変化を実感できます。
ピックの当たる角度、音が出る瞬間の力加減、弦離れのスピード。これらは自分視点では客観視できません
💡 動画巡りで時間を浪費する前に「自分の手元」をプロに診てもらう
「YouTubeのレッスン動画をいくら見てもしっくりこない」
「独学でピッキングの試行錯誤を続けて時間を無駄にしたくない」という方は、
一度オンラインレッスンでプロに自分の手元をダイレクトに見てもらうのが最も賢い選択です。
自宅でいつもの機材のまま画面越しに診てもらえるため、長年の悩みが一瞬でクリアになります

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まとめ:憧れのカスタムショップを手に入れる価値はある?
フェンダーカスタムショップは、単なる「高いギター」ではなく、一生モノの相棒として演奏体験と所有欲を極限まで高めてくれる存在です。
自分の演奏スタイルや用途に合わせて、最高の1本を選んでみてください。
💡 手持ちの機材を整理して買い替え資金を作るなら
カスタムショップの購入やエフェクターの買い替えを検討するとき、手持ちのギターやエフェクターの売却資金を充てる人が大半です。
しかし、一般的なリサイクルショップや知識のない買取店に持ち込むと、本来の価値が見落とされ数万円単位で損をしてしまうケースが多発しています。
少しでも高値で売却したい方は、複数の買取専門業者の最高値を一括で比較できるサービスを活用するのが最も賢い方法です。
楽器の一括査定!!フリマに出品する前に相場の確認を!!